犬のしつけトレーニングの初期段階

犬にどのような行動を教えるにしても、犬のしつけトレーニングの初期段階では次の三つのパターンのいずれかを使うことになります。
(1)号令 (2)プロンプト (3)反応 (4)ごほうび

(1)プロンプト (2)反応 (3)ごほうび

(1)反応 (2)ごほうび

どのパターンを使うかは、どのような犬のしつけ行動を教えたいかによってほぼ決まります。シェーピング(反応形成)の手法を用いる場合は、犬の行動が目標とする「最終形」に到達した後でなければ号令の出る幕がないため、必然的に最後のパターンを使うことになります。

ただシェーピング(反応形成)といえば反応→ごほうびが唯一のプロセスだと思われがちですが、実は犬のしつけトレーニングの最初の段階ではプロンプトを使って様々な行動を引き出してから、シェーピング(反応形成)というはしごに色々な「段」をかけることも可能です。